ほったらかし投資研究 @owlninv

ETFを使ったインデックス投資を中心に、GoogleやFacebookなどハイテク投資、そしてビットコインなどの仮想通貨から、VIX投資までいろいろとチャレンジしていきます。

利回り10%程度を狙う投資手法

ここでは、利回り10%程度を狙う投資手法を書いていきます。 普通の人が普通に調べて見つかる投資は、3%程度がいいところで、それ以上の利回りを得ようとすると、投機性が高く、利回り以上に元本を失う可能性が高かったりしてしまうのですが、世の中には10%程度なら、意外とやり方があるものなのです。

いくつかトライをしていますが、現在の資産のほとんどは、米国株+日本株です。内訳でいうとインデックス系が5割、個別が5割。また債券系のETFに全体の15%くらいを割り当てています。この高利回りを狙う投資は、資産全体の10〜20%程度を使って試してみたいと思っています。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングには、資産の5%程度を当初割り当てました。使っているのは「maneo」です。 これは、普通なら銀行借入を使うような事業に対して、個人が少額ずつ貸出をして、毎月返済を受けるというものになっています。maneoでは、実際の事業者の名前や事業の内容は詳細には出てこないのですが、パチンコ屋の運転資金や、不動産投資事業者に対する建設資金の貸付というようなものがメインのようです。 少なくとも利回り6%、場合によっては9%程度の案件もあり、定期預金はもちろん、株式の配当に比べてもなかなかの利回りです。

運用方法としては、1案件に割り当てる金額を5〜10万円程度とし、できるだけ複数の案件に貸出をおこなうようにしました。これはリスク回避のためです。ソーシャルレンディングの最大のリスクは、貸出先のデフォルト(返済不能)リスクです。利息はもちろん、貸し出した元本も返ってこないわけで、これは大きなリスクです。いまのところ、maneoでは貸出先をしっかり調査し、実際デフォルトは起こっていませんが、起こらないという保証はありませんし、もちろんmaneoでも保証はしてくれません。ここに関してはmaneoを信じるしかないし、自分で貸出先の健全性を調べるのも不可能です。

複数の案件に貸出を行うようにすると、このリスクを低減できます。例えば、貸出先の1%がデフォルトすると想定した場合、貸出先が1社ならば、デフォルトするかしないかの2択になってしまい、大きなリスクですが、100社に貸し出せば、1%がデフォルトしても返ってこないのは投資金額全体の1%です。全体の利回りが7%だとすれれば、1%がデフォルトしても、合計の利回りは6%になります。これなら許容内かと。

一方で、現在は徐々にソーシャルレンディングへの貸出比率を下げています。すでに3%くらいまで削減しました。その理由はいくつかあります。

1つは、投資した金額が固定されてしまい、完全に流動性が失われてしまうということ。定期預金でさえ、利息分のペナルティで解約が可能ですが、maneoではいったん投資した金額は相手は返済を完了するまで戻ってきません。案件によって違いますが、6ヶ月から20ヶ月近いものまであり、3年近い長期に渡って資金を固定されるのは嬉しくないものです。特に、別の投資手法でもっと稼げる方法を見つけた場合も、ソーシャルレンディングに費やした資金を振り当て直すことはできません。

2つ目は税金です。株式が源泉分離課税で配当も値上がり益も20%の税金で済むのに対し、ソーシャルレンディングは現状総合課税の雑所得になります。つまり、給与などと合算して税率が計算される上に、給与と同等の税率がかかります。ここは所得の金額水準によっても違いますが、私の場合は、20%どころではない税金を払うことになります。しかも、あまり稼ぎすぎると給与の税率まで上がる可能性があり、これはよろしくない。下手をすると利益がなくなってしまいます。

というわけで、新規の投資は止め、返済が終わって返ってきたお金に関してはほかの投資にまわしています。その際の出金にあたっても、都度都度手数料を取られるのが、気分的にはよくないというのもあります。

米国事業投資系株 ARCC

今年の頭くらいに始めたのがARCCへの投資です。資産のやはり5%程度を割り当てました。こちらはETFなどではなく、普通の企業の株式ですが、面白いのは自ら事業を行うのではなく、未公開の企業へ投資を行い、その投資結果を当配として分配している会社だということです。米国ではBDC(Businesses Development Company)などと呼ばれたりします。イメージとしては、上場しているVC(ベンチャーキャピタル)に近い感じかと。

利回りは9%程度あり、リスクは高いですが、面白い投資先になります。利益はほぼ分配してしまうようなので、株価も安定しています。高配当銘柄としても特殊ではないでしょうか。

米国の配当については、米国側で10%の課税が行われ、さらに日本で20%の課税が行われるという二重課税状態になります。とはいえ、「外国税額控除」という処理を確定申告で行うと、米国側での課税は戻ってくる形です。昨年1回だけ外国税額控除をやってみましたが、それほど面倒でもなく行えました。本当に正しく記載できたのかはわからないのですが。。

VIX指数投資

VIX指数投資は、今年始めた中でも一番おもしろい投資です。S&P500の30日後のボラティリティを表す指数がVIXであり、このVIXをもとにしたETNに投資をします。いくつか調べた結果、サクソバンク証券を使い、VIXのETNであるVXXに対して、CFDという形で投資しました。ここには資産の2%程度を充てています。

仕組みについてはそこそこ調べたので、別途書きますが、この投資の面白いところは、超長期ではほぼ儲かってしまう仕組みになっているということです。

VIX自体はS&P500のボラティリティなので、上がったり下がったりするものなのですが、ポイントはVXXの仕組みにあります。VXXは、VIXの先物を組み合わせて作られるものです。具体的には、1ヶ月先のVIX先物と2ヶ月先のVIX先物を合成します。合成結果がちょうど30日になるように、時間がたつにつれて1ヶ月先を売って、2ヶ月先を買い、という操作を内部でやっているそうです。ところが、VIX指数の特徴として、期限が先になるほど、数字が大きくなるという特徴があります。そして期限が近づくほど安くなります。

ということは、安いものを売って、高いものに買い直すということを継続的に行っているわけです。つまり、値段は確実に下がっていきます。実際、VXXの過去のトレンドを見ると、恐ろしいくらいきれいに右肩下がりで落ちています。

ポイントはここにあります。まず、なぜVIX指数は期限が先になるほど数字が大きくなる(高くなる)か、ですが、これはオプション価格の値段の計算方法にあります(VIXのボラティリティは、S&P500のアウトオブマネーのオプションの価格から計算されます)。どういうことかというと、株価が大きく動くと思う人が多いほど高くなるというわけです。ところが、一般的な話として、明日株価が大きく動く可能性よりも、30日後までに大きく動く可能性のほうが高いですよね。なので、VIXの先物については、未来になればなるほど高くなることが多いわけです。

というわけで、VIXから算出されるVXXは、構造的に、変なことがなければどんどん下がっていく。そういう宿命にあります。この構造を「コンタンゴ」と呼びます。

そこでサクソバンク証券を使い、VXXをショート(売り)します。これで、下がり続けていくVXXから利益を得ることができるわけです。

合わせて、XIVのロング(買い)も試しています。XIVはVXXをもとにした指数で、VXXが上がれば下がり、VXXが下がれば上がるという特徴を持ったものです。いわゆるインバースと言われるものです。VXXのショートには問題もあり、これはショート全般に言えることですが、損失が無限大になる可能性があります。つまり、VXXが何かの理由で急上昇したら、損失はいくらでも膨らんでしまうというものです。VIX自体は今でこそ10前後という歴史的にも最低レベルで推移していますが、リーマンショックの際には40以上まで跳ね上がりました。つまり、いきなり4倍まで上がってしまう可能性もあるわけです。インバースであるXIVならば、どんなに下がっても0以下にはなりません。そういう意味ではリスクが相対的に低いともいえるかと思っています。

一方で、インバースには、こちらも構造的に減価するという宿命があります。VXXが10%上がればXIVは10%下がり、VXXが5%下がればXIVは5%上がる。こんな構造で作られているわけですが、これを実際の数字に当てはめてみるとこうなります。 VXXが100として、10%上がると110。XIVは100から10%下がり90。その後、VXXが5%下がると104.5、XIVが5%上がると94.5。ここからまたVXXが5%上がると109.7ですが、XIVのほうは5%下がると89.7。10%上がり、5%下がり、また5%上がる。その裏返しがインバースのはずですが、ご覧のとおり、結構な差が開いてしまいます。こんな構造にあるので、XIVはほおっておくと下がる傾向にあるのです。

ただし、インバースで下がる量よりも、コンタンゴで上がる量のほうが多いので、全体としてはXIVも着実に上っていくわけです。

かなりややこしい仕組みではありますが、上下に大きくブレながらも、構造的に利益を出していける指数ということで、トライ中です。現在のところ、VIXが本当に落ち着いていて安定しているので、純粋にコンタンゴの成果で利益を出しています。まだ半年程度ですが、すでに元本に対して50%程度の含み益が出ている状態です。もちろん、株式市場に波乱があれば、何よりも大きく影響が出るのがVIXなので、その日はそのうちくるでしょうが。

FX 業者間スワップアービトラージ

現在、準備中なのがこのFXの業者間アービトラージです。FXの儲け方として、円よりも金利の高い国の通貨を保有するというやり方があります。金利の高い通貨を保有することになるので、その分の金利が受け取れるわけです。外貨預金と同じですね。この金利のことをスワップポイントといいます。

ところが、外貨預金と同じで、他国の通貨を持つということは、為替レートに影響を受けます。というか、為替レートは受け取れる金利を遥かに超える変動をすることがほとんどなので、金利目当てで他国通貨を持っても、結局のところ為替レートの上がり下がりに賭けていることになってしまいます。この為替レートの変化をなくすにはどうすればいいか?

例えば、ドル円スワップポイントを受け取るには、円を売ってドルを買えばいいわけですが、このままだと金利は受け取れますが、ドル円の為替レート次第で儲けたり損したりするわけです。では、同時に、ドル円を売ったらどうなるでしょう。すると、ドル円が上がっても下がっても相殺されて為替レートの変動は儲けに関係なくなります。ただし、この場合スワップポイントはこちらが払わなければならなくなるので、全体としては儲けはなくなってしまいます。というより、ドル円スワップポイントは、買った場合30円、売った場合はー45円なんていう設定になっていることが多いので、損します。

そこで、どうするかというと、スワップポイントが高い業者、例えば40円払ってくれる業者でドル円を買い、逆にスワップポイントが低い業者例えば−35円の業者でドル円を売るわけです。為替レートの影響はキャンセルされますが、スワップポイントの差の5円が儲けになる形です。これを業者間スワップアービトラージといいます。

まったくもって不思議なものですが、業者によってスワップポイントに違いがあるのですから、そこが利益の源泉になるわけです。為替レートの影響は相殺されるので、レバレッジをうまくかけることでスワップポイントの差も増幅させることができます。

準備中というのは、これを行うためには当然複数のFX業者に口座を持つ必要があり、その時々のスワップポイントの状況を調べて、どの業者で買って、どの業者で売るのかを見ていくということになります。実際にやっている方の例を見ると、レバレッジのかけ方にもよりますが、年間で7%程度の利益が出ているようです。業者間の値付けの歪みから利益を得る構造の投資なので、基本的にリスクがありません。為替が大きく動いて強制決済されることだけがリスクになります。

指数CFD長期投資

指数のCFD投資は、現在検討情報収集中です。基本的には、イギリスの株価指数であるFTSE100をCFDで買う、という方向になります。FTSE100の値上がり益をとっていくのはもちろんですが、現状年4%程度ある配当金を狙っていきます。CFDではレバレッジがかけられ、このレバレッジは配当(相当額)にも適用されるので、レバレッジ3倍なら年12%程度の配当収入が想定されます。CFDは、VIX以外の経験がないのですが、現物株に比べて次のようなメリットがあるように思います。

1つは、為替の影響を受けないこと。外国株への投資は、現地通貨に買えなければいけないので為替の影響をうけますが、CFDでは円で取引できます。 2つ目は、レバレッジがかけられること。しかも、差金決済なので、信用買いとは違い、金利払いが発生しません。 3つ目は、FXなどと同じデリバティブグループで税金を計算するので、FXなどと損益を合算できるのと、20%の申告分離課税なのが美味しいです。

こちらは少し研究してトライしてみたいと思います。

仮想通貨投資

仮想通貨は、いわずとしれたビットコインとアルトコインです。資産の2%程度を割り当てています。2017年の5月あたりから買い始め、6月あたりは暴騰のためウハウハでしたが、7月末の現在は暴落したため、ほぼ利益が出ていません。

内訳として、Bitcoinが10%程度、Etheriumが20%程度、残り70%を各種アルトコインに分散させています。

基本的には、Bitcoinを嚆矢とする仮想通貨は、世界の通貨を大きく変革する可能性があると思っているので、10年単位でホールドしたいと思っています。ですので、Etheriumを除くアルトコインは、対Bitcoinで上がったか下がったかが評価のポイントとなります。

国内の各種取引所に口座を開設しましたが、アルトコインの売買レートがあまりに悪いのと、取扱通貨が非常に少ないので、いくつか検討の結果、Bittrexに口座を開いてトレードしています。国内取引所で円をBitcoinに変え、BitcoinをBittrexに送金してはじめましたので、とてもスムーズ。いろんな意味で、海外口座に資産ができてしまいました。これだけでも、金融の未来を感じるものです。

なお、併せて、NEMのハーベスティングとEtheriumのマイニングをGennesisMinningで行っています。投資というより、この2つについては体験してみたい、という意味合いが大きいです。